記憶の旅①人生に煌めきが必要だと教えてくれたのは嵐でした
さて。
何がどうして、こんなオタクになってしまったのかと記憶の旅に出ます。
出会いは小学生の頃でした。
その時中学受験の塾に通っていた私は、とある単語を聞きます。
「今日、花男の最終回じゃん」
普段なら気に留めなかったでしょう。しかしその日は家に帰る電車の中。たった一駅。無駄に太い教科書を背中に背負いながら
「花男って何」
と5分間ずっと考えてしまいました。
そもそも、テレビドラマをあまり見る習慣がその時無かったんだと思います。
だから当時、世間でその名を轟かせていた花より男子の存在を知りませんでした。帰ってすぐ、その花男の最終回を見ました。正直記憶にはありません。
しかしそれが、本当に一番最初に好きになったアイドル、嵐の松本潤さんとの出会いです。
それから暫くして、花男2も無事完走し終え、さらに時が経ちました。
たまたま見たあの年末のMステの特番で道明寺を見かけて思わず道明寺だ!と画面に釘付けになり、その時初めて道明寺がアイドルだったのと、道明寺が主題歌 Love so sweetを歌っていたことを知ったのです。
へぇ、嵐って言うんだ。
この時点ではまだただの花より男子が好きだった人です。
しかしまた別の時、今度は山田太郎物語をたまたま見ました。あれ、主題歌嵐って書いてある。この王子様達嵐の人だ!
そうなってもまだこの段階では山田太郎ものがたりが好きなただの視聴者です。
では何がきっかけになったのか。
それは花より男子が劇場版を公開するに当たってTV放送されたOne loveのパフォーマンスを見た瞬間です。
これだけはハッキリと覚えています。
100年先でも愛を誓うと、画面いっぱいにキラキラした顔の整った松本潤さんに一瞬にして落とされました。
花より男子が無ければオタク人生は決して歩んでいないと思います。
One Loveと、アルバム「Time」を買い、聞き終える頃には親にねだってコンサートDVDを買ってもらっていました。
Time収録曲は今でも聞くぐらい、本当に好きです。当時の美化された思い出も含めて聞いてると切なく胸が締め付けられます。
しかし、小学生の私は恥ずかしかったのか嵐が好きであるということをひたすらに隠していました。
FCに入り、初めて応募した国立競技場でのコンサート。本当に仲の良かった子に当たったら一緒に行こうねなんて物凄く当たるのを前提に話してたんですが、普通に
外れました。
それから、少ないお小遣いで嵐のCDを買っていたのですが当然気になってきますよね。小学生の私でも気になってました。
オリコンチャート
嵐の圧倒的政権下にあり、今年の年間も嵐が取るだろうと。それ以外はありえないと思っていましたが、いつかのタイミングでMステでその後何年にも渡って人生を狂わせくるAKB48と共演していました。その出演で大島麻衣さんは最後だったというのを凄く覚えています。
なんか知らない女の子のアイドルが、嵐の売り上げに迫ってる!!!これは大変だ!!!!しかも向こうは特典がやばいらしい!!!ずるい!!!!真っ当に戦え!!
知ってますか?
アンチとファンは紙一重。
あんなに素晴らしい曲を歌う嵐が、国立競技場でコンサートする嵐が、負けるはずないと。握手会なんかに負けるはずないと。握手で売り上げを伸ばすのはズルいと、そう思っていたはずなのに。
その一年後、私は第2回AKB4817thシングル選抜総選挙〜母さんに誓って、ガチです〜にガラケーを握りしめ投票していたのです。
そうです、中学生になった私は嵐という現場を去りあの憎っくきAKB48という底なし沼にあっさり足を沈み始めていたのです。